住所の地番、末尾の番号は現地で時計回りになっている
ちょっとでも配達業務をやった人なら当然知っていることですが、住所というのは最終的に原則、時計回りに並んでいるのです。
そんな事今更言うの?
そんな人もいるでしょうが、それには理由があります。
それは、住所をしっかり把握して、現地でその場所を特定できないと、置き配が出来ないためです。
ウーバーイーツの配達では大きな問題がいくつかありますが、そのうちの1つは宛名がちゃんと書いてないことです。
名前も載ってない住所に置き配してくれって言うお客さん多いんですよ。
それも真夜中に。
現金払いのときなどは嫌でもインターホン鳴らさなくてはなりません。
これ間違えたら、ものすごい嫌味言われます。
『表にマンション名ちゃんと書いてあるでしょ!』
『うち、頼んでませんけど!』
ひどい時にはイニシャルだけの宛名や、日本語表示で姓が半分しか表示されてないものも多数あるので、配達には正確な位置の特定が不可欠なんですよ。
郵便配達の場合には、そもそも配達にかかる手間暇考えて、宛名不完全として送り主に戻してしまったり、あて所といって宛先を調べましたが、訪ね当たりませんといって返しちゃうことも多いのです。
でも、ウーバーイーツの場合は基本的にお金払って注文した料理を、お腹空かせて待っているお客さんになるべく早く配達してくれというのがミッションなので、このくらいでやたらにキャンセルするのも考えものですよね。
だから自力で住所を調べ上げて、現場でその位置を速く特定することが重要になるのです。
ピンずれなどを解消して、当該地域のエリアに到着したら、まずはピンの立ってる辺りで、それらしき建物を探します。
すぐにマンション名など見えてわかれば問題ないのですが、夜間などはそれが見えなかったり、そもそも表示されていないことも多いのです。
そんな場合は、とにかく住所表示のプレートや、表札に住所が書いているものを探します。
一つそれを見つけることができれば、そこから順番に左に行けば数字が増えて、右に行けば数字が減ります。
番地が時計回り並んでいるからですね。
例外として、一区画の住所が全部同じというケースも結構あります。
元々大地主が住んでいた土地を、相続税対策で細切れにして売ってしまって、その後も住所は変わらずに全部一緒というようなケースです。
私が郵便で配達していた地域でも、数十件同じ番地というのが結構ありましたよ。
そんなケースに出会ったら、とにかく表札探して、それでもわからなければお客さんにメッセージか電話で連絡取るしかないんですよ。
こんなトラブルをいちいちサポートに連絡しても、ゼンリンマップなどを見て対処してくれるのかどうか?
現地の様子まではなかなかわからないことが多いと思うので、自力か行けする方が早道だと思います。
当該番地で場所が見当付いてきたら、表札を確認しながら現場を回ります。
戸建てかマンションかアパートかなどの建物の区別は大体つくと思うので、それから割り出すことが多いですね。
大事を取るなら、置き配をしたあとで、配達完了して、お客さんに簡単な到着しましたなどのメッセージを送って、その後で物陰からこっそりお客さんが出てきて現物を回収するかどうかを確認するという方法もあります。
いい加減な場所に置いて帰ったりすると、後から呼び出し食らったりして、配達中に舞い戻るなんてこともあると思うので、注意して配達してください。
よくあるケースですが、番地で探してどうしても見つからない場合、その番地がそもそもエリアの裏側にまで伸びていて、一周したその裏側に建物があるというケースが多いです。
どうしても建物が見つからない場合は、一旦裏側に回るのが常套手段ですよ。
これでもなければ、お客さんに連絡するしかないです。
ひどい時には、まだ家に帰ってない友達の家だったり!することもありましたけど、大抵は商品を待っているので家にいますよ。
健闘(検討?)を祈ります。